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- 韃靼そばの可能性について
北海道で栽培が広まった経緯
韃靼そばが北海道で栽培が始まったのは1995年です。
「札幌長命庵」が、友人から韃靼そばの種を1kgほど分けてもらい札幌市西区西野の畑に撒いたのが始まりです。
その後、北海道の契約農家の皆様のおかげでどんどん広めることができ、現在では道北、当麻町、道東、道南、南幌町、札幌市などで環境にやさしい有機農法が主流になりつつあります。
北海道での韃靼そばの作付面積は日本全体の64%で、今後も増えていくと思われます。
品種改良を重ねて苦味を消してルチンを増やす
韃靼そばの品種改良には独立行政法人農研機構 北海道農業研究センターが、1978年から行い、国産第一号の「北海T8号」から「北海T9号」「北海T10号」が育成されました。
それぞれに特徴があり、苦味の強いものや寒さや風に強いものなどが開発されました。
満天きらりは画期的な品種
そんななか、最近は「満天きらり」という新品種が開発されました。
これは世界初の画期的な品種といわれています。
この品種の特徴は、「苦くないこと」。どういうことかというと韃靼そばにはルチンを苦味に変えるルチン分解酵素というものが含まれております。
水を加えると、すぐにルチンを苦味のある成分へ変えてしまうのです。
ところが、この「満天きらり」はその酵素の活性が極めて低いため、苦味成分が生成されにくいのです。
またルチンがそば粉の中に残りやすいため食べやすく、有効成分も多く含有した食品を製造できるようになったのです。
韃靼そば茶をはじめ様々な食品へ
韃靼そばは健康に良いということが徐々に広まり、雑誌やテレビなどで紹介されるようになりました。
お茶だけではなく、パスタや焼きそば、ガレット、パン類などにも試作を繰り返し製品化しており、韃靼焼酎や韃靼ビールもなどの酒類も製品化するようになりました。
毎年北海道で開催している「韃靼そば祭り」などの催事では、韃靼そばを使用した食品を食することができます。
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